The first brassiere

evaluate2007-06-26


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僕は裸になった。
全部脱いだ。


彼女にブラジャーを渡された。パンツも渡された。これを穿いて欲しいという。これを着けて生活して欲しいという。
男ものの下着は全部、彼女がまとめて袋に詰めていた。「これは全部預かっておくわね」と言う。
彼女が持ってきた鞄の中からはカツラがでてきた。「本当は髪の毛を伸ばして欲しいんだけれど、最初のうちはこれをかぶってればいいかなと思って」と言う。カツラと入れ違いに、その鞄に僕の下着が入った袋が詰められた。


まず、パンツを穿いた。そしてブラジャーを着けようとした。なかなかうまくいかなかった。「そうね、前に回して、前で留めてからグルっと回せばいいと思うよ」と彼女が言う。「でも、ちゃんと後ろで留められる練習もしてね」とも言う。「その方が可愛いし」と言う。


彼女がそれで喜ぶなら、そういう生活も悪くないと思った。幸せに似たモノ。


「ほんとは、眉毛もちょっと整えたいんだけど、そういうのって大丈夫? お仕事的に?」と彼女。どうだろう、とちょっと悩む。


「そのうち、おうちで出来るお仕事を持ってきてあげるから、今の会社を辞めてもらうとか、そういうのって無理かな?」と聞かれる。「完全な主夫業ってわけでもないんだけれど」。


「そしたら、なんか可愛い服とかもっと買ってくるから、それ着てお仕事して欲しいし。家事とかはどうしよう。もし君が嫌じゃなかったら、お手伝いさんとか雇おうかと思う。その人に家事とかやってもらえばいいし。でも、君はこの部屋で、ずっと女の子の格好をしてもらうわけだから、女の子の格好でそのお手伝いさんと会う形になるけど、どうかな。一番いいのは、君が本当は男の子だってことがバレないぐらいに女の子になってくれれば大丈夫なんだけれど、そういうのって、どのぐらいで出来るかな。半年ぐらい?」